HOME > めぐるコラム > アーカイブ > 2020年2月

めぐるコラム 2020年2月

私の父のお話 

私の父は3年前に膀胱がんがきっかけで亡くなりました。80歳でした。
生前の父は食べることが大好きで、焼き肉を始め、肉や魚をよく食べていました。白いご飯もよく食べる人で、なめ茸の瓶詰めや昆布の佃煮、辛子明太子などいわゆる『ご飯のお供』で白いご飯をどんぶり1杯食べていました。甘いものも大好きで、ブラックコーヒーと和菓子や洋菓子をよく食べていました。
中でもアイスクリームに目がなく、実家に行くといつも高級アイスから安いアイスで冷凍庫がパンパンでした(笑)。
たばこも35歳くらいまで吸っていましたが、きっぱり止めています。
お酒はそんなに飲まず、晩酌ほぼしませんでした。
健康診断も受診を勧められるものは必ず受診していました。かなりこまめに健診は受けていたのに、転移のがんが見つかったときはかなり進行していたので、本人はもちろんですが、私たち周りもショックを受けたものです。
父は健康食品やサプリメントも通販などで頻繫に購入していました。実家に行くと『皇〇』『黒酢にんにく』など有名なものをはじめ、ありとあらゆる種類の健康食品がテーブルの上に並んでいました。
私の父くらいの年代としては、割と平均的な生活ではないでしょうか。
父の亡くなった年齢は決して長生きではありませんが、早世ではないと思います。
私は薬剤師ですから西洋薬はもちろん、漢方薬も詳しい方だとは思います。父にも西洋薬のことは相談されて、よく聞いてくれました。ですが、漢方薬や健康食品はなぜかこちらの勧めるものをあまり聞いてもらえなかったのです。がんにかかってからは『がんには〇〇が効く!』のような書籍をたくさん読んではその本に書いてある〇〇←漢方薬や健康食品 を買って飲んでいました。
ある時父の買った『がんには〇〇が効く!』関係の書籍に載っていた『白豆杉(はくとうすぎ)』という植物のお茶ががんに効くから手に入れて欲しいと言われました。調べると白豆杉とは紅豆杉(こうとうすぎ)と同じものだとあります。
紅豆杉とは、中国雲南省などに自生している高山植物の一種です。1956年アメリカの化学者が紅豆杉の抽出物に抗がん作用があることを立証しています。日本でも1997年に抗がん剤として認可(保険適用は卵巣がん・乳がん・子宮がん・肺がん)されています。今では世界50数か国で抗がん剤として使われているそうです。
なぜか白豆杉は紅豆杉よりとても高額だったので、私は父に『白豆杉と紅豆杉は同じもの。白豆杉は高額だから紅豆杉を飲んだらいいよ』と言いました。ですが父は自身の読んだ本に『白豆杉』と書いてあるから、たとえ高額でも絶対に白豆杉が欲しい!と譲りません。
父が支払いをするとはいえ、同じものなのになぜか高額なものを買うのはもったいないと思い、何度も『同じものだから紅豆杉にしたら』と丁寧に説明して勧めましたが、絶対に聞いてもらえませんでした。
医学博士の書かれた本の力の前で、薬剤師の冷静な判断は無力でした。
漢方薬局でも、いつも一生懸命良かれと思うことをお勧めしていますが、空回りすることもあります。
勉強して、お客様のために良いと思う情報をお伝えしていますので、もっと信頼していただけるようにがんばっていきたいと思います。



酵素とは? ~健康にいいんですか?~

『酵素って何ですか?』『酵素を摂ると健康にいいんですか?』など、酵素についての質問を時々受けます。酵素というと、ヒトのお腹に入った食物の消化を助けて栄養として吸収させる『消化酵素』・呼吸したり怪我を治したりと身体の代謝を担っている『代謝酵素』がよく知られていると思います。
ですが、上記のご質問の方の言われる『酵素』とは『食物酵素』の事だと思います。
『食物酵素』は身体の外にあって、非加熱の生ものや、発酵食品に含まれているものをいいます。『食物酵素』を含む食事を摂ると、体内の消化や代謝が助けられると言われています。
日本の古くからの食生活には味噌・醬油・納豆・漬け物などの発酵食品が多く取り入れられています。
こうした発酵食品は善玉菌を増加させる働きがあるので、腸内環境を整えてくれます。日本人の肌が美しく、長寿である理由の1つとされます。
ですから、上記のご質問の『酵素を摂ると健康にいいんですか?』の答えは『はい、いいんです』だと思います。
発酵食品など、普段の食生活から酵素を十分に摂ることができれば1番良いのですが、中々難しい…という方には、毎日手軽に酵素を取り入れられる商品もございますのでお気軽にご相談ください。

感染症にかかりにくい身体

新型肺炎の話題が尽きません。心配ではありますが、恐れすぎても良くないと思います。
細菌やウイルスなどの病原体はどこにでも存在し、誰にでも感染する可能性はあります。大切なのは感染しないように予防対策をしっかりすること。感染しても発症しないようにしたり、ひどくならないようにすることです。
予防対策としては基本中の基本ですが、いつもよりこまめに手洗い・うがいを実践すること。中医学的には『衛気(えき)』を養うことが大切です。衛気は目に見えないエネルギーのバリアのようなもので、からだの表面に張り巡らされることで病気の感染を防ぐことができるのです。
感染しても発症しないようにするには免疫力を高めることです。そのカギを握るとされるのは『腸内細菌』とされます。腸の中には食べ物と一緒に細菌やウイルスなども入ってきます。こうした病原体の侵入を防ぐのも腸の役目。そのために腸内にはからだ全体の約7割の免疫細胞が集まっています。
この、腸内の免疫細胞を活性化させるのに重要な役割を果たしているのが『腸内細菌』と言われています。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌には腸内を酸性に保って、病原菌の増殖を防いだり、腸管の免疫細胞を刺激して活性化する働きがあります。腸内の善玉菌が元気に働いていれば、からだ全体の免疫力が高まり、感染症にもかかりにくくなる、と言われています。
腸内環境を整えるのに役立つものの1つが発酵食品です。味噌・ぬか漬け・納豆・塩麴・甘酒などです。
オリゴ糖や食物繊維も善玉菌のエサとなって活性化してくれるものです。

他にも
手洗い・うがい
②室内喚起
③室内加湿
④室内を温める
⑤水分補給
栄養・睡眠をしっかりとる
などは感染症対策に効果的とされます。
でも『これだけでは不安~~~』という方は漢方でも効果的なことがございますので、ご相談ください。


1

« 2020年1月 | メインページ | アーカイブ | 2020年3月 »