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めぐるコラム 2019年3月

漢方薬 ~効能書き読んで飲むのを止めないで~

時々ですが『家で効能書き読んだら自分には当てはまらないから(この薬が処方されているのは)おかしいのではないですか?』『効能書き読んだら症状と違くて怖くなって飲むの止めました』とお客様から指摘されることがあります。
結論から言いますと、お客様の判断では止めない方が良いかと思います。
漢方薬は『効能書き』『使い方』を読むだけではわからないことが多いのです。
その漢方薬を構成する生薬の性質や結びつき・働きを、お客様のご体質やその日にお話された症状などから導き出しています。
『効能書き』『使い方』は副作用などを確認する時などはとても大切です。『効能・効果』に書いてある体質や効能もとても大切ですがおおよその目安と考えていただいた方が良いかと思います。
『効能・効果』通り! 教科書通り!のようにご体質と症状がズバリ一緒の方は本当にまれなのです。
『あなたはどのタイプ? あなたの不調の原因がわかる』というおよそ6~9通りくらいに分かれた項目ごとに質問があり、当てはまる項目が多いのが今のあなたの体質タイプ、となる漢方の体質チェックリストなどでも【気虚】【血虚】【瘀血】などのタイプにキレイに当てはまる方は少なく、複数のタイプを併せ持つことが多いのです。
そうなると、選ぶ漢方薬も簡単ではないのです。また、体質やタイプも変わっていくので1度『このタイプだ』と判断した漢方薬も、ずっと同じで良いわけではないのです。
ですから『効能書き』『使い方』を読まれて、違うのではないかとお客様の判断で漢方薬をやめない方が良いと思います。1度お電話やメールでも良いのでご相談ください。


漢方美容 ~毎日続けることが大事です~


テレビなどのグルメ番組でよく見かけるのが、ラーメンやスープにほんの少し『当帰』や『クコの実』が浮かんでいて『漢方薬が使われているから冷え症の方もぽっかぽかになりますね~』『漢方薬入りで美容に気を遣う女子にもバッチリ!』などと紹介されていることが多いように感じます。漢方薬入りだからなのか、価格も高めです。
漢方で美容にいいこと、薬膳料理というとほとんどの方がこのグルメ番組での扱い方のようなイメージをお持ちなのかもしれませんね。
薬膳というと『漢方の生薬を用いた特殊な料理』もしくは上記のように『料理に少し生薬がトッピングされている料理』というイメージで敬遠されるか、気軽に摂れると思われている感じでしょうか。
たしかに本場中国の薬膳を、そのままふだんの食事に取り入れるのは難しいかもしれません。
 薬膳とは本来、健康を維持して病気を未然に防ぐための養生食です。ふだんの食卓に毎日気軽に取り入れられてこそ、薬となる食事=薬膳になるのです。中国に『薬食同源』という言葉があります。薬と食べ物は本来、同一のものであるという意味です。すべての食べ物はそれぞれ固有の働きを持ち、口にしたときに体に及ぼす作用も異なります。何の影響も及ぼさない食べ物はどこにもありません。
どこにでもある一般的な食材そのものが薬となり、体の血や肉や骨となるのです。こうした一つ一つの食物の働きを理解して、季節や体質、気候風土に合わせて最も適した食べ方をしていくことが薬膳です。
そうはいっても、薬膳を理解して毎日取り入れることは現代人にはほとんど出来ないと思います。
かといって、たまの外食などで生薬入りの食べ物を食べて『体中の血がキレイになった気がする!』というのも違うと思うのです(笑)。
めぐる漢方薬局でおすすめしているのは、昔ながらの和食と旬の食べ物をなるべく毎日取り入れていただき、美容やダイエット、気になる症状の漢方薬を飲んでいただくことです。
お客様の体質やお悩みに合う漢方薬を飲んでいただき、毎日できる食事方法を実践することが、美容やダイエット、気になる症状に効く近道だと思います。

『乳児用』液体ミルク発売 ~常温を考える~

江崎グリコさんと明治さんの製造する液体ミルクが「乳児用」「母乳の代替食品として使用できる」と表示して販売する許可を消費庁から受け、販売を開始するそうです。消費者庁の許可は健康増進法に基づくもので、液体ミルクに「乳児用」などの表示が認められるのは初めてだそうです。

乳児用液体ミルクの利点
◎清潔な水の確保が難しい災害時の備蓄として活用できる。
◎外出先や夜間でも手軽に利用できるため、育児の負担軽減につながる。
◎調乳作業が不要。常温のまま、保存容器から哺乳瓶に移し替えるだけで飲める。

などだそうです。お湯を沸かさずに、哺乳瓶に移し替えるだけで飲ませることができるため、育児の負担軽減につながるとして内閣府の男女共同参画会議も流通を求めていたそうです。母乳で育てる考え方や粉ミルクが普及していることもあり、被災地では敬遠されたケースもあるそうです。
安全性の確保と理解が課題だそうですが、私が注目したのは別にあります。
液体ミルクの利点として『常温のまま哺乳瓶に移し替えるだけで飲める』とあることです。
常温保存ができることはとてもいいことだと思いますが『常温のまま赤ちゃんに与えるられる』ことが心配です。もちろん災害時や非常時に、お腹を空かせた赤ちゃんに誰でもすぐにミルクを飲ませてあげられることは素晴らしいし、画期的です。
ですが、簡単だからと『常温のまま与えられることが常時行われる赤ちゃんにはあまり良くないと思います。
常温で飲み物を飲む、というと体に良いことをしているイメージをお持ちの方が多いのですが『常温』は実はけっこう冷たいのです。室温と同じくらいと考えたら、人肌と同じ温度になるのは酷暑日くらいでしょう。今くらいなら常温はかなり冷たいとお分かりいただけるでしょう。
中医学的な考え方では『冷えは万病のもと』です。大人でも冷たい食べ物や飲み物をたくさん摂取し続けると身体が冷えて、消化不良や不眠、肌荒れ、関節痛、月経異常や不妊症、ひいては脳卒中やがんの一因にもなるとされます。
まだ身体の小さい未完成な乳幼児は、大人より敏感です。
とても便利な液体ミルクですが、常時常温で与えられることがないと良いかと思います

漢方でダイエット ~いいんです~

ダイエットをお考えの方は、やはり運動を!とジムに通ったり、歩いたり、お家でエクササイズをしたりされると思います。ですが『運動』でダイエットをお考えの場合はアスリート並みに運動しても、なかなか結果は出ません。ダイエットをお考えの方は、やはり『食事』と『生活習慣』の改善をした方が『運動』のみ、よりも結果が出やすいです。
アスリート並みに運動することは難しいです。例えアスリート並みに運動できても、その後で『こんなに運動したからいいよね⁉』とばかりにたくさん食べたり飲んだりしてしまう方がほとんどだと思います(笑)。
『食事』と『生活習慣の改善』は、健康維持や病気の治療の時にも必ず行うことです。
肥満も病気と考えたらわかりやすいかもしれませんね。
めぐる漢方薬局での漢方薬を利用したダイエットも、やはり漢方薬を飲むだけではなく『食事』と『生活習慣の改善』をしていただくようにお話します。
めぐる漢方薬局でのダイエットは、モデルのように細く!をお望みの方にはあまり向きません。
ゆるやかに、無理・負担があまりかからないのですが、ダイエットされる方の健康的な体重になります。
漢方薬を飲んでダイエットをしてみたいとお考えの方は、めぐる漢方薬局でご相談ください。

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