よくあるお悩み : 皮膚系

アレルギー・アトピー性皮膚炎・じんましん・にきび(思春期にきび・大人にきび)
しみ(肝斑)・しわ・たるみ・口内炎・ぢ

皮膚系の原因について ~ 漢方の考え方 ~

①にきび
体内にこもった熱が原因。発生する場所や色、特徴によって白・赤・黄・紫の4つのタイプに分けられます。
原因となっている内蔵のトラブルを見極めて対応を考えます。
大人にきびはホルモンや月経周期とも深い関わりがあるので、月経周期に合わせた対策も重要に。
月経周期に関係なくにきびに悩む人はストレスや食生活の乱れ、過労や睡眠不足などもマイナス要素と考えます。
②しみ
ストレスで気の流れが悪くなり、血行不良を起こすことが主な原因と考えます。
また、血を巡らせる気のパワー不足や、女性ホルモンに関係する肝臓と腎臓の働きが弱まっていることも肌に影響を与えます。
③アレルギー・アトピー性皮膚炎・口内炎
生活習慣の乱れ・偏った食生活・アレルギー物質がたくさんある環境が重なって、症状が出ると考えられます。
冷たい飲み物や食べ物を常食する食生活で冷えて動きが悪く、キチンと栄養を吸収しづらい胃腸になっている事も原因と考えられます。
④じんましん・ぢ
生活習慣の乱れ・偏った食生活・アレルギー物質に触れる環境・冷たい飲み物や食べ物を常食する食生活などにより、肝臓が弱った時に症状が出やすくなると考えられます。
血行不良も主な原因と考えます。

めぐるの証

①にきび
規則正しい、体質に合った生活習慣・食生活に改善する。
油脂性の化粧品を控えるなどスキンケアの見直し。
ストレスや睡眠不足の改善。
月経周期に合わせた対策も。
②しみ
肝と腎の働きをアップさせて毛細血管の血流をスムーズにして老廃物を排出させる。
睡眠も夜10時~2時の肌のゴールデンタイムに寝ている状態にするように。
ストレスや添加物の多いジャンクフード、揚げ物やお酒、冷たい飲み物や食べ物を避けるなど肝臓の機能を上げる生活を心がける。
③アレルギー・アトピー性皮膚炎・口内炎
規則正しい、体質に合った生活習慣・食生活に改善する。
ジュース・お菓子など甘い食べ物を控える。
アイスクリームなど冷たい飲み物や食べ物を控える。
野菜や豆類を摂る。水分を摂りすぎないようにする。
④じんましん・ぢ                      
規則正しい、体質に合った生活習慣・食生活に改善する。
ジュース・お菓子など甘い食べ物を控える。
アイスクリームなど冷たい飲み物や食べ物を控える。
アレルギー物質に触れないように気をつける。
血行を良くし、座りすぎないように心がける。

まとめ

西洋医学では『体調が悪い』人を検査して基準値内なら『病気ではない』と診断されます。
東洋医学(漢方)では体の不調を『未病(みびょう)』ととらえ、体質や症状、生活習慣を見極めて治療方針を決めます。

めぐる漢方薬局では、お客様のお困りの症状などをお聞きするのと同時に、普段の生活習慣
(食事の内容、時間・就寝時間・嗜好品・生理の内容など)
ストレスの有無などもお聞きして、お客様のご体質に合う漢方薬をご提案いたします。←漢方では『証(しょう)』を診断する事です。
『証』とは患者さん1人ひとりの心と身体の状態をあらわしたものです。
漢方で最も重要な役割を果たすもので、証によって処方される漢方薬が決められます。
証は「陰陽(いんよう)」「虚実(きょじつ)」「気(き)・血(けつ)・水(すい)」といった様々な『ものさし』によって判断されます。
証はいわばオーダーメイドの洋服を作るための型紙です。
『ものさし』によって体格や体質、体力や心理状態などを測り、個人差にあわせた型紙(証)が作られ、その患者さん専用の洋服(漢方薬)が仕立てられます。
そのために西洋医学的病名が同じであっても、証が違えば異なる漢方薬をお勧めすることがあるのです。
逆に西洋医学的病名は異なっても、証が同じであれば同じ漢方薬をお勧めします。