めぐるコラム

心も夏バテ 

暑い暑いの話題ばかりになりますが『地球温暖化』ならぬ『地球沸騰化』という表現が出てくるほど暑い日が続くので、どうしても『暑い』関連のことばかりになってしまいます。
先日も休みの日に趣味の登山の練習にといつも行く低山に行きました。ここは登山口に子どもの遊具がある広場や、ふれあい動物園・グラウンドなど様々な施設があるため、休日は元より平日でも駐車場(かなりの大駐車場)がすぐにいっぱいになってしまいます。
せっかく登山の練習の服装など用意して行ったのに満車で断念したこともあるので、絶対に駐車できるようにかなり早くに着くようにしたため、駐車場はガラガラでした。
良かった良かったと登山をして下山したら11時近かったので、きっと満車で広場も親子連れで一杯だ!と思っていたら...ほとんど人がいない。ふれあい動物園もまばらな人出。駐車場に戻ったら来た時より車が減っている...。暑すぎて公園遊びはもちろん、登山ハイキングももっと早朝からの活動になっているようです。
たしかに登山後は尋常ではない汗をかいて、尋常じゃない量の水分補給をしました。
駐車してあった車は外も中も焼けるように熱いあつい...。
普段はなるべく冷たい食べ物や飲み物は摂りすぎない、とお客様に勧めて自身もそうしているのですが、とてもそうは言っていられない状況でした。
冷えの影響をもっとも受けるのは『脾・胃』です。とくに冷たい飲み物は胃の温度を一気に下げてしまい、元の温度に戻るまでに数時間かかると言われます。
その間、消化活動はほとんど休止状態になるので消化不良・下痢・嘔吐などの症状が表れることもあります。
食べられないと疲れやすくなったり、だるさが抜けなかったり、朝起きられないなどの症状が出ることがいわゆる【夏バテ】です。
これは一般的な『お腹の夏バテ』ですが、『心の夏バテ』も心配です。
漢方的な『心』は心臓・血管・血液などに加えて汗・気持ちも含んでいます
体温調整のためにかいている汗は、血液と同じ津液(体の中の水分・体液)からできています。水分不足は循環器の状態にも悪影響を及ぼし、気持ちもイライラしてキレやすくなります。
漢方では、汗を上手にかいて暑さを外に出す働きを助け、体内にこもっている暑さを冷ます働きのあるものがあります。暑さでバランスを崩している『心』の立て直しに役立ちます。夏バテや熱中症予防だけでなく、暑さからのイライラにもおすすめできます。
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