めぐるコラム

夏の不調 ~風邪・皮膚~

毎日危険な暑さが続いています。新型コロナウイルスの感染者数もどんどん増えているようですが、特に『第9波がきたから緊急事態宣言を出しましょう』とはならずにコロナ前の日常に戻る方向に向かっているようです。
連日『4年ぶりの夏祭り!』『3年ぶりの花火大会!』など楽しいイベントの復活の様子を伝えるニュースを見かけます。
めぐる漢方薬局では従業員はマスクを着用は続けていますが、アクリル板は無くしました。
消毒液は置いてありますし、換気は変わらずしています。
世の中はそんなに早くは変わらないと思っていましたが、ホテルの従業員の人や飲食店の調理などに携わる人、デパートの店員さんなどもノーマスクだったり、ブッフェでもノーマスク、ノー手袋なのにはちょっと驚きました(むしろずっとマスクと手袋はあった方がいいと思います)。

暑いので『熱中症注意』ばかり言われていますが、実は夏の風邪もかかる人が少なくなく、やっかいです(コロナではない)。
傷寒タイプの風邪は体を温めて発汗を促すことで寒気や熱を発散し、ウイルスを追い出します。 
夏は温病タイプが多いとされ、悪寒が少なく熱感・のど痛が強いことが特徴です。
温めたら楽になるような単純さがなく、涼しい部屋に居ても暑い部屋に居ても良くなる感じがありません。このような時にも良い漢方薬はあります。体を冷やしながら軽度に発汗させて治していきます

梅雨で湿気ているのに暑い、という時期が長く続いたせいか皮膚のトラブル・悪化を訴える方も多いです。
カビ・ダニ・カモガヤアレルギーの人は梅雨前から気を付けていないとすぐにひどいアレルギー症状に悩まされます
普段からお掃除してます、という人もこの時期はカビもダニもものすごい勢いで増えるので、アレルギーを持っている人は掃除も追いつかないで症状が出るのかもしれません。

さらに暑くなってくると『あせも』に悩む人が増えます。
あせもは夏になると非常に多くなる肌トラブルの1つです。あせもができやすいのは皮膚同士がくっついたり、汗が溜まりやすい部位で【肘の内側・膝の裏側・首・ワキ】などですが、意外と【顔】に多く出ます。原因は寝具の汚れと言われています。
パジャマは洗って清潔にしていても、枕カバーはあまり洗わない、という人は案外多いものです。
夏は寝ている時もたくさん汗をかくので、細菌・汗・圧迫や摩擦(顔が枕カバーにこすりつけられている)などがそろってあせもが出やすくなります
あせもに悩む人の汗対策
①枕カバー・シーツ含め寝具は2~3日に1度は洗って清潔に保つようにする。
汗はかきっぱなしにしない。こまめに拭き、肌の上にとどまらないようにする。
こまめに下着を替えると尚ベスト(夏風邪防止にもなります)。
③あせもができてしまったら早めに薬で対処する。

などです。これはあせもに限らずアトピー性皮膚炎・湿疹などでお悩みの方にも効果的です。
夏の風邪・皮膚の不調などにお悩みの方も、めぐる漢方薬局にご相談ください