めぐるコラム

暑さ疲れ・汗をかいて乾いた身体・病後... ~生脈散~

まだ5月なのに真夏の暑さはなぜ?と話題です。フェーン現象など気象の異常からですが、農作物への悪影響や台風・水害など色々心配です。
早くからの暑さは身体への影響も心配です。急な暑さから、水分がうまく摂れず熱中症になったりとすでに不調が出てきている方も少なくありません。

毎年暑くなってくると活躍する漢方薬生脈散』があります。
中医学では【宗気(そうき)を養う】ことが体の元気を補うとされています。宗気とは心肺機能をさすと考えられ、宗気を養う(心肺機能を高める)ために生み出されたのが『生脈散』という漢方処方です。
【生脈...脈を生ずる】とは脈をイキイキさせるという意味です。血液の粘りをとって血液を巡らせ、エネルギーを強め、血流を改善し、心臓のポンプ機能を高め、体のすみずみまで潤いを補って、心身の疲れの予防や回復に早い効き目を発揮する処方とされます。

めぐる漢方薬局では毎年この時期あたりから生脈散処方を基に作られた『麦味参顆粒』という生薬製剤がよく出ます。
ゴルフやテニス・登山や農作業でたくさん汗をかいて乾き、疲れた身体の疲労回復に。 ②飛行機など長時間同じ姿勢でいることで滞った【気・血・水】を巡らせるために。
病後の弱ったからだの回復・風邪などひきやすい方
年齢を重ねることによるからだの潤い不足に。カラ咳・息切れ・肌ツヤをよく・血色不良の改善に。

上記のようにお客様にお使いいただいております。
特に面白い飲み方として、①のような方には麦味参顆粒2包を500mlのスポーツドリンクや水に溶かして、半日から1日かけて少しずつ飲んでいただく、という方法があります。
これが飲みやすくてとてもいい!とご好評いただいております。
これからの季節、1度お試しになられてはいかがでしょうか。
めぐる漢方薬局にご相談ください。