めぐるコラム

かくれ貧血 ~血液検査で異常がないけど不調がある~

ようやく秋らしい天気が増えてきて、だるかった身体も少しづつ戻り、過ごしやすくなってきました。
そうなると酷暑が続いているときはあまり考えなかった『外に出たい』『遠くに行きたい』という欲望が強くなってきました。
世の中は、新型コロナウイルスの罹患者数も特に減ったイメージも無く、ワクチンなどの特効薬がある訳ではないのに、GoToキャンペーンは『イート』なども加わり、どんどん拡大する一方です。イベントの収容人数もどんどん緩和されています。もちろん私も旅行も外食も大好きなのでどんどん行きたいものです。
ただ新型コロナウイルスの脅威は何一つ変わってなく、これから秋・冬を迎えウイルス活動本番なので、気を付ける事は変わりません。手洗い・うがいなどは今まで以上に。何より『免疫力を高める』ことをしっかりやっていきたいと思います。
私は食事・睡眠をしっかり摂って漢方薬を活用しています。

『免疫力を高める』ことも大切ですが、『毎日のちょっとした不調』も放っておくとつらいものです。
女性は特に『貧血』『かくれ貧血』の方が多いとされます。『かくれ貧血』は、一般的な血液検査では異常がなくても、ヘモグロビンを造るために貯蔵してある鉄分が不足した『貧血の一歩手前』の状態です。
【かくれ貧血チェックリスト】
冷え症
めまい・立ちくらみ
疲れやすい
◎むくみ
◎不安・心配性
生理不順
◎生理の量が少ない
生理痛がある
◎子宝に恵まれない
◎母乳の出が悪い
◎産後の不調
◎ホルモンバランスが乱れやすい
顔色がくすんでいる
目の下にクマ
爪が薄い・割れやすい
抜け毛が気になる
乾燥肌・小じわが気になる
◎肌にハリがない
2つ以上当てはまるものがあれば『かくれ貧血』の可能性があります。

血(けつ)が不足した『かくれ貧血』の状態を中医学では『血虚(けっきょ)』といいます。中医学では『肝は血を蔵(ぞう)す』といいます。女性は月経・妊娠・出産・授乳などで血が消耗されるので、初潮から閉経まで、肝の貯蔵血が不足する『血虚』の状態になりがちです。
『かくれ貧血』チェックリストにあるように、冷え症から生理関係のトラブル・美容のお悩みまで不調症状の多くは『血虚』が原因です。
血虚』を改善させる漢方薬はいろいろあります。生活習慣の改善と、ご体質にあった漢方薬を続けることで血虚(かくれ貧血)は改善できます。めぐる漢方薬局にご相談ください。