めぐるコラム

『疲れた』は鉄不足かもしれません。

全身の細胞に「酸素」を送り届けるとても重要な役割をしているのが「血液」です。
鉄はたんぱく質とセットで、血液の赤血球中のヘモグロビンをつくります。鉄が枯渇するとヘモグロビンがうまく作れなくなり、酸素を十分に運搬することができなくなってしまいます。これが『鉄欠乏性貧血』です。
貧血というと「肌が青白い」「めまいがする」などの症状だけではなく、「疲れやすい」「だるい」「集中力がない」などの症状も貧血である可能性があります。
血液の量が豊富でなければ元気ではいられないので、鉄は元気でいるための決定打なのです。
子どもの貧血は、お母さんの妊娠中の貧血までさかのぼります。子どもはお母さんのおなかにいるときに鉄を受け取り「貯蔵鉄」という形で蓄えて生まれてくるのですが『お母さんの貯蔵鉄と子どもの貯蔵鉄は比例する』ことがわかっています。
つまり『貧血のお母さんの子は、貧血になりやすい』のです。
子どもの貯蔵鉄は目に見えないからわかりにくいのですが、離乳食でも鉄分をきちんととっていなかった子が『鉄欠乏性貧血』になることは多いです。
よく泣く』『落ち着きがない』『言語能力や認知能力が低い』なども鉄欠乏の可能性があるのですが、そのまま気づかないまま大きくなることが多いです。
鉄欠乏性貧血は鉄分を補うことで早く回復します。鉄分の少ないめん類やパンの多いお食事が多いのであれば、肉や魚なども食べるように注意しましょう。
めぐる漢方薬局でも、貧血でお困りの女性・産前産後の方・成長期のお子さんなどがよく飲まれる鉄分補給飲料があります。
とても吸収が良く、一般的な鉄剤のように飲む時を選んだりせずいつでも飲めて胃もたれなどしません。
何より効果実感が早いのでお喜びいただいております。
お食事から栄養素を摂ることが1番ですが、どうしても摂りづらいミネラル等は質のよい補給食品に頼る時があっても良いかと思います。