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めぐるコラム 2020年5月

今こそ免疫力を高める生活を ~夏なのにマスクを常用~

新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言も徐々に解除されて、休業要請をお願いされていたお店や施設も徐々に解除されてきました。まだ、県をまたいだ外出などは自粛をお願いされていますが、徐々に外出する人も増えてきた印象です。学校も徐々に登校が始まっているようですが、以前の学校の様子からは全く違う形での授業開始のようです。
新型コロナウイルスのワクチンはまだ開発途中で予防接種もない状態なので、以前のような生活
をしてしまうと第2波が心配なので仕方がないことですが、やはり不便な感じはします。
マスクを常用していても、いいかげんに作られたな不織布マスクや布マスクは『咳エチケット』のためには少し役立つくらいで、ウイルスを防ぐ役割は期待できません。
そうなると、自分のからだを守るのは自分、となります。自分のからだを病原菌から守るものはやはり『免疫力』となってきます。

免疫力を高めよう!』とはテレビや雑誌などでもよく特集が組まれる、皆さんの関心の高い話題のようです。
細菌やウイルスは気温が15~18℃以下で湿度40%以下の低温低湿を好むため、冬に繫殖が活発になります。ですから普通のインフルエンザなどはこれからの季節は流行しないとされます。新型コロナウイルスはまだよくわからないことが多いので、安心はできないと言われていますが。
中医学では、ウイルスや細菌などの侵入を防ぐ免疫機能を『衛気(えき)』といいます。『気』の一種で、からだの表面を覆って『邪気』などの侵入を防御する役目を担っているものです。
衛気を養うにはまず『気』を作り出す食材を摂ることです。山芋・大豆(大豆製品)・しいたけ・にんじん・舞茸・さつまいも・里芋などです。
次に『腎』を強化する食材を摂ること。『腎』は生命エネルギーである『気』を蓄える器官で、免疫もつかさどります。『腎』は寒さの影響を受けやすいので冬は働きが低下します。からだを温める旬の食材で『腎』の働きを活発化するのですが、これからの季節は夏に向かってどんどん暑くなります。夏の旬の食材は、トマトやきゅうり、冬瓜など『からだを冷やす』食材がほどんどです。『腎』を強化する働きのある食材は黒豆・黒ごま・海藻類・ごぼうなど『黒いたべもの』や、玉ねぎ・人参・鰯・えび・もち米などがあります。少し意識して摂ると良いかと思います。
3つ目は腸内環境を整えることです。腸内には全身の約7割の免疫細胞が集中しています。善玉菌が優秀に働く腸内環境を保つことで、免疫力を発揮しやすくなります。味噌・ぬか漬け・納豆・塩麴・甘酒・酒粕などの発酵食品は善玉菌のえさになったり、悪玉菌の活動を抑えたりして、腸内環境を整えるのに役立ちます。

今年は暑いのにマスクを常用するという、ほとんどの人が経験したことのない夏になりそうです。
『身体づくり』などをして、少しでも病気を遠ざけるようにしたいですね。
漢方でも免疫力を高めるとされる薬が昔からあります。コロナウイルスの流行から突然品薄になっているので、コロナウイルスにも効果を期待して飲まれる方がいらっしゃるのでしょう。
免疫力を高める』ためのさまざまな情報が溢れていますが、情報源のしっかりした内容を取り入れて身体づくりをしましょう。


マスクで体調崩しそう... ~夏のマスク常用は辛そう~

新型コロナウイルスの影響から、皆さんマスクを常用するようになりました。こんなに長期間マスクを着け続ける生活は初めての方が多いと思います。今までは気温が高くなかったので気にならなかったのですが、最近は夏日の日もあり、気温が高く湿度も高い日があります。そんな日はマスクを着け続けるのがとても辛く感じます。暑くて蒸れるだけでも不快なのに、ちょっと動き続けると息が苦しくなります。
今くらいでも大変なので、さらに気温や湿度が高くなってくると熱中症などにかかりやすくなるのではと容易に想像できます。マスクを着けていることで水分補給も忘れがちになりそうです。
涼しい素材のマスクもそのうち出てくるとは思いますが、色々と経験したことのない夏になりそうなので、気を付けないといけないことが増えそうです。まだ『夏』というには少し早いですが、最近の気候はある日突然『真夏日』がやってきたりして身体が気候に追いつかず、体調を崩す方がとても多いので注意が必要です。コロナに注意するだけでも大変な日々なのに夏バテで体調を崩したりは避けたいですね。

気温も湿度も高い夏はからだの中にも余分な水分が溜まりやすくなります。とくに影響を受けやすいのが『脾・胃(消化器官)』です。『胃は湿を嫌う』と言われ、余分な水分が滞ると働きが低下しやすいです。
湿度の高い気候風土で暮らす日本人は、脾・胃の働き弱い人が多いといわれます。
夏は冷たい飲み物や生ものを摂りすぎてしまいがちです。熱中症は怖いですが、水分の摂り方は注意しなくてはいけません。
湿度と水分でダブルパンチを受けた脾・胃は働きが悪くなり、食欲不振・胃もたれ・消化不良・嘔吐・下痢などの症状を招きます。これが夏バテの一因です。
旬の夏野菜は、からだを冷やす性質の食材がほとんどです。きゅうりや冬瓜、すいか・トマト・茄子・ゴーヤなどはどれも水分をたっぷり含むので、喉の渇きをいやして、からだのほてりを冷ましてくれます。
汗とともに失った水分やミネラルの補給に最適です。冷たいジュースや水の代わりにこうした旬の夏野菜や果物で渇きをいやし、からだにこもった熱を冷ますことをおススメします。
気を付けていても夏バテや胃腸が弱ってしまうことはあります。そんな時は漢方が優れた効果を発揮します。めぐる漢方薬局にご相談ください。

いらいら・怒りっぽい小児 ~疳の虫(かんのむし)~

新型コロナウイルスの影響からの緊急事態宣言が5/6までとされていましたが、解除されず期間延長となってしまいました。都道府県によって少しずつ生活スタイルも変わっていくようです。まだまだ東京都・大阪府・愛知県などはしっかり5/6までの生活スタイルのままのようです。
大人は『案外ステイホーム生活が好き。合っているみたい』という方が少なくない数いらっしゃるようですが、子供、特に小児は早く以前の生活スタイルに戻りたくてストレスが溜まっているお子さんが多いと思います。いらいら・怒りっぽくなっているお子さんも多いでしょう。せめて公園などは普通に遊具なども使えるようになったり、走り回れる場所が無いとストレスも溜まる一方だと思います。

小児が短気・いらいら・怒りっぽい状態にあることを『疳の虫(かんのむし)』と表現したりします。疳は癇癪の癇に通じます。疳の具体的な症状としては3つに分けられます。
①消化器系に関するもの…食欲不振・吐乳・下痢・過食による腹部膨満など
②神経系に関するもの…ひきつけ・不眠・夜泣きなど
③顔貌に関するもの…眉間の青筋・こわばった怒りっぽい顔貌など
これらをすべて統合したものを『疳の虫』と表現されていると考えられます。

なぜ小児にのみ疳の虫がいるのかというと、小児の体質に関係があると考えられます。小児は肉体的にも精神的にも発育途中にあり、新陳代謝は盛んであるにもかかわらず、逆に自我が未熟なため感受性が強く、環境の影響に対して敏感に反応しやすい状態にあります。これらの中でさらに肉体の発達が遅く虚弱体質な小児が存在します。つまり感受性が強い小児と、そこに虚弱体質が加わった小児の2つのタイプに疳の虫が存在して、成人になると疳の虫がいなくなることからも、小児特有の体質が疳の虫の原因であると考えられます。

近年、小児の心の問題が増加傾向にあり、不安・恐怖・抑うつ・拒食・過食・腹痛・頭痛・不眠などのさまざまな症状が見られるそうです。これらの症状は疳の虫と似ている印象があります。
疳の虫を改善させる漢方薬があります上記の様な症状でお困りのお母さま・お子さんにも有効かと考えられます。めぐる漢方薬局にご相談ください。

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