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めぐるコラム 2020年3月

飲むマスク ~新型コロナウイルスに効果?~

新型コロナウイルスは拡大を続ける一方で、終息の兆しは全く見えません。
タレントの志村けんさんがお亡くなりになったとのニュースによって、皆さんなんとなく『身近な親戚』の方が亡くなった様な感覚になり、一気に新型コロナウイルスの恐怖がさらに身近になられたようです。
私も4月11日(土)は姪の結婚式出席を予定して、皆さんにも臨時休業のお知らせをしていたのですが、先日『結婚式延期』の知らせがあり、急遽『臨時休業中止』を決めました(当ホームページお知らせ欄にも載せております)。新型コロナウイルスはもうかなり身近に、大小さまざまな影響を及ぼしています。
新型コロナウイルスに効く』『新型コロナウイルスに罹らない』などの謳い文句のついた健康食品も出回っていて、摘発されました。
中国では、飲食店で『N95マスク ミルクティー』という飲み物を開発して販売したそうです。
N95マスクは医療現場などで使われる気密性の高いマスクです。このミルクティーはカップにマスクの絵が書いてあるだけで、特にN95マスクとは関係ないようです。
このミルクティーの中身は『5gのブラウンシュガー』『10gの板藍根』が入っているそうです。
板藍根といえば、Twitterでも『飲むマスク』として話題で、めぐる漢方薬局でも販売しています『板藍茶』『板藍飴』『板藍根エキス末』の主原料の生薬です。
板藍根はアブラナ科ホソバタイセイの根のことです。外出から帰宅後すぐに板藍茶でうがいしつつ飲んだり、外出中の人混みが気になる時に板藍飴を舐めたりで、風邪やインフルエンザの流行しやすい季節には『守り神』のように愛飲されています。
ただ、この中国のミルクティーは批判されているそうです。
適当に漢方薬を飲み物に混ぜて大丈夫か』『新型コロナウイルスを利用した宣伝』などが問題視されているようです。
板藍根には問題はありません。まさに上記のように『新型コロナウイルスに効く』かのように宣伝して、適当にミルクティーなどにして提供することが問題だと思います。
漢方薬はキチンと飲めば薬効も副作用もあります。
新型コロナウイルスに効く』と、適当な扱いをして『漢方薬は怪しい』と言われるようなことは無いようにしなくてはいけません。



犬の抜け毛・下痢 ~犬条虫症後のケア~

何度かご紹介していますが、我が家にはミニチュアダックスフンドがいます。ロングヘアーで毛色はブラックタン。♀で現在17歳9か月です。人間の年齢では88から90歳くらいでしょうか。
高齢ですが、割と健康で食欲も旺盛です。ゆっくりですがふつうに歩けますし、いわゆる認知症などの症状もほとんど出ていません。ちょっとした老化現象はありますが、生活に困るほどではありません。
そんな彼女ですが、時々皮膚病などにかかることもあり、そのことは以前のコラムでも紹介しています。
今回は2020年1月の後半くらいからのお話です。その頃から、いわゆる『鼻づら』の毛がどんどん抜けてしまい、あっという間に鼻づらの上部前半分がつるつる状態になってしまいました。冬はあまり飲まない水もがぶがぶ飲むので、調べてみるとどうも『ホルモンバランスの異常』が原因ではないかということで
動物病院で診ていただくことにしました。やはり先生も『ホルモンバランスの異常が原因』ではないかとの診立てで、ホルモンの分泌を促す薬が出されました。それを3日程飲ませたら下痢が始まりました。3日程様子を見ましたが、どんどん下痢は酷くなり、食欲はあるのに瘦せてしまいました。動物病院に問い合わせましたがホルモンの薬が原因とは考えにくい、と言われました。もう一度病院で診てもらおう思っていた時にまた便をしました。片付けようとちかづいたら、何やら便に白く長い米粒のようなものが…。しかも動いている!!
あまりに気持ち悪いので、思わずすぐに捨ててしまいましたが、本当はその便を保管して病院に持っていくか、写真を撮れば良かったようです。なにも無いと診断が難しくなるようです。
動物病院で一連のことを告げると『犬条虫症』だと思いますと告げられました。いわゆる『サナダ虫』が犬のお腹に寄生している状態です。割と一般的な寄生虫症で、主に蚤などから伝染ることが多いそうです。
下痢を止め、駆虫薬を与えました。下痢で落ち着かない日が続いていたのでとても疲れていたのでしょう。翌日もご飯の時間以外は丸一日寝ていました。
抜け毛も水の多飲も下痢も『犬条虫症』の症状の1つです。駆虫薬を与えたので、これで原因は取り除かれると思い、中医学治療を始めることにしました。毎食前に乳酸菌とスクワランカプセルを与えます。抜け毛部分にはスクワラン&マスティックのリキッドを塗り込みます。
始めて2週間くらいで『つるつる』だった鼻づらの皮膚がきれいに落ち着いてきました。それから10日後くらいして禿げた部分の周りから少しづつ毛が生えてきたのです!それから全体にパラパラと毛が生えてきて、今では6割方元通りになってきました。以前ほどみっしり密集した状態はまだまだですが。
皮膚も光ってつるつるでちょっと病的な感じだったのが、落ち着いた健康な皮膚になってきました。
下痢も段々と収まってきて、今ではいかにも『健康な腸!』という便に変わりました。
やはり皮膚の健康には腸内環境を整えることが大切だとわかります。
病気自体を治した後のケアは、やはり中医学は得意とするところだと思います。

乳酸菌を摂取したい ~ヨーグルトよりスキル~

新型コロナウイルスの勢いはなかなか収まらず、終息する気配もみせず、ついにはWHOから『パンデミック』宣言まで出てしまいました。
テレビでは連日新型コロナウイルス関連の出来事が報じられて、ネット上でもさまざまなデマが拡散され、異常事態をひしひしと感じます。
免疫力が上がることが期待できる食品として(コロナウイルス対策として)スーパーの棚から『ブロッコリー』『納豆』『ヨーグルト』が消えた!などとテレビで報じられていますが、『身体に良い』などの理由でテレビ等で紹介されて反響が大きく品薄になりやすい商品はいつも『納豆』『ヨーグルト』だと思います。
めぐる漢方薬局でも『納豆』はぜひ摂取して欲しい食品の1つとしてお客様にもお話しています。
ヨーグルト』はお客様に普段の食生活をおたずねするとかなりの9割くらいの方が『好き』『毎日食べてます』『朝食食べる時間がないのでヨーグルトだけは食べてます』と言われます。もちろん皆さん『健康や美容のために』食べてる方がほとんどです。ですから大変言いにくいのですが…『ヨーグルトは美容と健康のためには良くないので、大量に食べることは控えてください』とお伝えしています。
ヨーグルトは確かに乳酸菌を身体に取り入れるために良さそうな食品です。ですが
実は脂肪分が多い
冷たいので身体を冷やしてしまう
腸まで届く乳酸菌はヨーグルトでは取りづらい
という面もあるのです。ですから、乳酸菌を取り入れたい方なら直接乳酸菌パウダーなどを飲まれた方が良いですよと、めぐる漢方薬局では扱っている乳酸菌をお勧めします
それでも朝食やダイエット・腸活のためなど『ヨーグルトを食べたい!』という方はいらっしゃいます。そんな方にオススメな乳製品が3月末から発売されるそうです。
高たんぱく質で脂肪分ゼロの乳製品『スキル』です。スキルはアイスランド発祥の乳製品で100年以上の歴史を持ちます。アイスランドでは塩が生産出来ないので、肉の長期保存をするのに牛乳から出たホエイ(乳清)を取り除いたものを発酵し、水分を取り除く工程を経て出来上がるのが『スキル』です。アイスランドでは食事のメニューとして日常的に摂取されているそうです。ヨーグルトと比べて酸味が少なくクリーミーな味わいだそうです。なんだかとても良さそうですね。
乳酸菌を効率的に摂取されたい方は直接乳酸菌を。食事や間食として取り入れたい方は『スキル』がこれからは良いかもしれませんね。

新型肺炎治療 ~中医学も活用~

新型コロナウイルスが猛威をふるいだし、小中高校が一斉休校になるなど、日本中にも大変な影響をもたらし始めています。
いつまで続くことか、恐怖やうんざり感でいっぱいですね。
トイレットペーパーやティッシュペーパーが無くなるなどのデマに惑わされないように、平常心で過ごしていきたいものです。
3月1日の中日新聞朝刊での話題ですが、中国当局や官製メディアでは新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の治療をめぐり、中国伝統医学の『中医学』の活用実例を盛んにPRしているそうです。
西洋医学からは中医学を用いた治療法に疑義を呈する向きもあるそうですが、国策として中医学を推進したい中国政府の思惑も絡み、PRに拍車がかかっているようです。
中医学と西洋医学を融合させ、より優れた治療法や治療薬を見つけないといけない』というのが習近平国家主席の指示だそうです。
政府は、中医学を歴史の中で育んできた中国固有の知的財産と捉えて重要視して、習近平氏はその知的財産を新型コロナウイルスの治療に活用するよう大号令をかけたそうです。
中国メディアによると、湖北省の医療機関では、西洋医学の治療と組み合わせ、患者の症状に合わせた漢方薬が処方され、発熱や炎症を抑制する効果が見られたそうです。
中医学・漢方薬を扱う者として、大変うれしい内容の記事ではありますが、少し懸念もあります。
中国のような大国が『漢方薬を扱う』ように大号令をかけると、日本で手に入らない、入りづらい生薬や原料が出てくるのではないかという不安が出てくるのです。
実際牛黄などは以前から中国富裕層の買い占めにより、価格が高騰しています。
中医学・漢方薬が優れていることが認められることは大変うれしいことですが、弊害が出てこないか心配です。

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