漢方薬飲み続けていていいことありますか？ ～健康の貯金～

風邪や咳、頭痛や疲れなどの時に飲む『素早く効かなくてはいけない』漢方薬ではなく、耳鳴り・ダイエット・妊活・生理のお悩み・更年期症状・加齢による不調など『数か月単位で効果実感』できることが多いからだづくりの漢方薬を服用されているお客様も多くいらっしゃいます。

『数か月単位で効果実感』を目安とする漢方薬を始められるお客様には最初に『からだづくり・体質改善を目的とするときは最低でも3か月は飲み続けていただいて、効果実感される方がほとんどです』と説明いたします。
漢方薬を用法通りに服用していただくことも大切ですが、食生活・生活習慣の改善なども同時に取り組んでいただくことが重要ともお話します。
そして３～４か月くらい服用されたお客様から時々いただく質問に
【この漢方薬を飲み続けていていいことありますか？】
といった趣旨の内容のことがあります。
ダイエットや妊活など目的がはっきりしていてゴールがわかりやすい方ではなく、耳鳴り・更年期症状・加齢による不調・美容目的の方がなんとなく目的を見失うというか『何のために飲んでるんだっけ？』というような心理になるのでしょうか。
そんなときの例え話で説明させていただくのが【ストレッチ・筋トレ】です。
若い方はあまりピンとこないかもしれませんが、運動習慣のないまま中高年を迎えて『からだのためにストレッチ・筋トレでも』と始めようとします。
ストレッチの本や動画などですごく簡単そうに見える動きが紹介されているので『こんな動きで何が効くのか？』となめてかかります。そしてその『簡単そうな』ストレッチを始めると...まずそのポーズを正しく作ることが難しい...出来てもどこかしら痛い...指示通りに呼吸しながら回数をこなそうとするとへとへとになっているのです。
若い感覚のままでも筋肉や筋は確実に衰えていて、ましてやほとんど使っていないので思ってもいない部分が痛かったり。
落ち込みますが、気を取り直してストレッチ・筋トレを毎日、もしくは週に3回くらいは続けるようにしていると...難なくできるようになっているのです！
『ひどい事にならないうちに始めて良かった～』と心底思います。
これこそが漢方薬を飲み続けていただく理由と似ていると思うのです。
漢方薬も『加齢による不調を抑える』『美容のため』などで服用していても体が『すごい！昨日より変わった・きれいになった』と実感しづらいのですが、毎日の服用によって少しずつ効いているのです。

これは漢方薬を飲み続けている【良い副作用】のお話ですが、からだづくりができていると
◎風邪やインフルエンザの流行時もかかりにくい・ひいてもひどくならない。
◎何か病気の症状が気になり始めた時に治りやすい。
などを実感されているお客様がとても多くいらっしゃいます。【健康の貯金】のイメージです。

漢方薬を飲み続けていることに疑問を感じていらっしゃる方へのお話でした。
様々な疑問やご質問もお客様といつもお話させていただいております。
めぐる漢方薬局にご相談ください。