最近SNSで【日本のマネキンが細すぎる】ことが話題になっているようです。
ファストファッションブランドのマネキンが『細すぎて参考にならない』という意見から『もっといろいろな体型のマネキンはないものか?』という流れのようです。
マネキンはあくまで『洋服をきれいに見せて、買いたい気持ちになってもらう』ことが目的のはずです。
それが『この体型が理想』と焦ってしまったり『過度なダイエットにつながるのでは?』と心配になります。
そこから『細い体型のマネキンを見て【日本人女性の基準】』と考えてしまって無理なダイエットに走ってしまう人が増えては良くないと思います。
アメリカでは複数の体型のマネキンがあり、フランスやスペインでは痩せすぎモデルの規制があるようですが日本はまだそこまでに至っていません。
無理なダイエットはどの年代・性別の人にもよくないことですが、若い人、特に女性は気を付けた方が良いと思います。
極端なダイエットで摂取エネルギーが不足すると、体内の働きが弱まり消化・吸収機能が衰えてしまいます。
偏食・栄養不足で気血が不足すると(女性は)子宮に十分なエネルギーが届かずPMS(月経前症候群)を引き起こしやすくなります。
月経前症候群とは生理前にからだや心の不調が起こる症状のことで、イライラする・落ち込みやすくなる・むくみがひどくなる・肌荒れやニキビができる・下痢や便秘になる...などです。
月経前症候群のトラブルの原因は栄養不足・過度なストレス・冷えなどがあります。
栄養不足などで気血が不足している人の月経の特徴は『月経期間が長い』『経血の色が薄い』『経血の量が少ない』などです。
不妊に悩む女性は多いのですが、妊娠しづらい原因の多くは遺伝的なものではなく生活習慣や食生活の乱れが大きく影響しています。冷え・疲労・ストレス・肥満・偏食・ダイエットなどによりホルモンのバランスが乱れて身体の機能は低下→月経周期が乱れる→不妊につながるという具合です。
排卵誘発剤などの薬を服用しても、不規則な生活をしていては効果が期待できません。
最も大切なのは生殖を司る【腎】の機能を高めること、
良質な血を養い、気血のめぐりを良くするために【気】の働きを高めることです。
中医学には【女子は血をもって本となす】という言葉があります。これは女性の健康の基本は【血】にあるというくらい【血】は大切なものという意味です。
良質な血を養い、気血のめぐりをよくするためには地道な『良い生活習慣』を続けることが大切です。
もちろん不妊は男性に問題がある場合があるので、男性も妊娠を考える(お相手がいる)時はストレスや生活習慣に気を付けなくてはなりません。
生活習慣の改善に加えて漢方薬の摂取により妊娠力がアップして妊娠される方は多数います。
めぐる漢方薬局にご相談ください。