先日島根県に行ってきました。以前から気になっていた漢方薬局を見に行きたかったからです。
その薬局は出雲大社の参道沿いにあります。出雲大社といえば【縁結びにご利益】として有名ですね。芸能人も『行ったことあります』と話題にしているくらい有名なお店です。和モダンな外観と内装で、とても素敵な空間。風水に基づいたさまざまなオリジナルのお茶の販売が店先でされていて、老若男女問わずお客さんがひっきりなしに訪れていました。
店の奥の小上がりの先に畳の部屋があり、そこが相談室のようですが、日曜日だからなのか相談はお休みのようでした。
せっかく出雲大社まで行ったので、なんとなくお参りして帰るのももったうないと思い、有料のガイドツアーを申し込み、参加しました。
ガイドさんはずっと出雲大社の近所に住んでいらっしゃるという男性で、歌手の竹内まりやさんとさんと同級生だそうです。竹内まりやさんのご実家は出雲大社の参道沿いにある老舗旅館だそうです。
ガイドさんの楽しくてわかりやすい説明のおかげで普段ならよくわからない参拝のお作法も教えていただきましたし、見過ごしてしまうような場所にもいわれがあることもよくわかりました。さらに建立されている像や建物のいわれなどもよくわかり、大変有意義でした。
出雲大社は大国主命(オオクニヌシノカミ)を祀る神社です。大国主命は大黒様のことで、神話【因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)】と深い関わりがあるそうです。
【因幡の素兎あらすじ】
隠岐の国から因幡の国へ渡りたくて仕方のないウサギがいました。『ワニ(鮫)の背中を渡って行こう!』と思いつき、ワニたちをだまして海を渡って行きますが、最後にワニにウサギがだましていることを知られてしまい、怒ったワニたちに皮を剝がされてしまいます。
そこに大国主命の兄弟たちが通りかかり、皮を剥がされ痛がっているウサギを見て『海水で身体を洗い、風に当たっておれば治る』とからかって嘘を教えます。
こんな治療で傷は治る訳もなくウサギは痛くて弱るばかり。その後、大国主命が通りかかり
『真水で身体を洗い、蒲(ガマ)の穂綿に包まれれば治る』と。
言われた通りにしたウサギは傷も治り元の姿になりました。
ここまでがよく知られている【いなばのしろうさぎ】のお話です。それからその後のお話があり、出雲大社のお社やさまざまな像(巨大な大国主命像やたくさんの兎の像たち)などにつながっていきます。
建物や像を参拝する上でこういったお話を知ってから見るのと、知らずに見るのとでは全く違って見えるものだと今更ですが知れました。
子供の頃の修学旅行で、せっかく有名な神社仏閣を訪れていたのに『知りたい気持ち』がなかったので、もったいなかったと思います。そもそも修学旅行に行くお年頃の子供で、どれほどの子供が神社仏閣巡りに真剣に取り組めているのでしょうか?(笑)
それはそうと、因幡の素兎のお話では【間違った治療では皮膚は治らない。正しい治療で良くなる】のくだりが気になるところです。
めぐる漢方薬局でもしばしば『いろいろ試したけど皮膚症状がひどくなるばかり』でお困りの方が来られます。『漢方で何とかなりませんか?』と。
皮膚はひとくちに【アトピー性皮膚炎】で片づけられがちな皮膚症状がありますが、そうではないことも多く、診断がとても難しいものです。
めぐる漢方薬局ではお客様の不調の原因とご体質に合わせた改善法を提案しています。
十数年【アトピー性皮膚炎】でお困りだった方も3か月くらいからみるみる改善し始めて、現在は約2年通われていますが、元のキレイな状態に戻ってこられています。
このように、長く皮膚症状のお悩みで相談に来られた方で改善した・改善に向かっている方が多くいらっしゃいます。
皮膚の不調でお悩みの方も、めぐる漢方薬局にご相談ください。