めぐるコラム

腸から夏バテ ~消化不良・食欲不振から便秘~

40℃を超える気温が珍しくなくなってきました。冷たい飲み物でも飲まないとやっていられない!と冷たい麦茶や炭酸水、ビールなどをついつい飲みすぎてしまいます。
常温や暖かい・熱いお茶や飲み物にしておかないと...とは思っていても、あまりに暑すぎるとなかなか...という方がほとんどだと思います(私も時々冷たいものを摂りすぎたままの日があります)。
食事もそうめんやサラダなどあっさり・冷たいものがおいしく感じるので、食べる機会も増えているかと思われます。
冷たいもの・あっさりした食事ばかりになると胃腸が冷えます。胃腸が冷えると夏バテにつながり、偏った食事は腸内細菌のバランスを崩します。
胃腸が冷えると食欲不振や消化不良につながります。腸内細菌のバランスが悪くなったり消化不良の状態が続くと便秘につながります。
また胃腸に熱が生じると乾燥して潤いを失い、便が出にくくなるので酷暑の夏は便秘しやすくなるとされます。
そこでおすすめしたいのが【出汁のおいしいスープ】です。
『作るのがめんどくさい』『やってられない』など色々ご意見はあるかもしれませんが、ひとつの提案です。
出汁を作る
【だしパック】というものが売られています。鰹や昆布、しいたけなどブレンドされたものがティーパックのようになっていて、容器に水と一緒に入れて冷蔵庫に入れておくだけで出汁ができています。
お好みで和風・洋風・中華風の【スープの素・顆粒】で作っても良いかと思います
具材を用意する
旬の野菜が栄養価も高く、安価です。
夏であればトマト・とうがん・レタス・モロヘイヤ・なす・とうもろこし・枝豆・みょうがなどが良いかと思います。
スープにする
①の出汁を沸騰させて、②の具材を入れます。材料に応じて煮込んだり、あまり火入れの必要のないものもあるのでお好みで。
味付けは塩・酒・しょうゆなどでシンプルにしても良いですし、味噌・塩こうじ・キムチ・にんにく・しょうがなどでコクを出しても美味しくいただけます。
さらに鶏ひき肉・サバ缶・ツナ缶・豆腐・きのこ・春雨・温泉卵・ねぎなどの具材を増やせばさらに良いでしょう。
冷蔵庫に残っている野菜や具材を合わせてみても
あまり難しく考えないで『簡単に作る』ことから始めることがコツです。
ちなみに私は料理レシピは詳しくないので、作り方などは妻に教わりました。

胃腸の冷えている時に旬の野菜のたっぷり入った温かい出汁スープを飲めば、胃にじんわりしみわたる感覚を感じられるはずです。
それでも胃腸の調子が良くないときは漢方の出番です。漢方はさまざまな胃腸の不調に対応できます
めぐる漢方薬局にご相談ください。