めぐるコラム

トイレが近い・夜中に何度も起きる ~頻尿のお悩み~

いつまで暑いんだ!と思っていたら、突然朝晩の冷え込みがきて昼間も過ごしやすくなりました。湿度も低くなり、今度は肌の乾燥が気になるように...。『ちょうど良い状態』はなかなかないですね。
この季節は美味しいものが旬を迎えます。ついつい食べ過ぎてしまう『食欲の秋ですね。
秋冬になる食欲が旺盛になってくるのは、日照時間が短くなり『セロトニン』が減るからです。精神を安定させる働きのある脳内物質のセロトニンには、満腹感を与え、食欲を抑える働きもあります。ですからセロトニンが不足すると『食べて発散させよう』という気持ちが無性に強くなるのです。セロトニンの分泌量は日光に当たる時間に比例して増えていきます。秋冬になると日照時間が短くなり、セロトニンの分泌量が減ってしまうため、食欲が増してしまうのです。
他にも、気温が上がり寒くなるので身体を温めようと基礎代謝が上がることや、視覚的・味覚的に美味しい食べ物が出揃うため、なども食べ過ぎてしまう原因のひとつです。

秋冬になって気温が低くなると出てくるお悩みは他にも『頻尿』があります。
若い人も多少は感じることですが、中高年になると日常生活で少し支障が出るほど困る方と思っている方が少なくありません。
いつも急にオシッコをしたくなり、我慢がきかずにもらしてしまう』『トイレが近くて我慢ができない』『夜中に3回もオシッコで起きてしまって寝不足』などが主なお悩みでしょうか。
我慢がきかない理由は、膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮してしまう過活動膀胱かもしれません。
過活動膀胱を含めてトイレが異常に近くなることを『頻尿』といいます。
漢方では、慢性的な頻尿は『腎虚』ととらえます。生命エネルギーである『精気』をたくわえている『腎』が衰えている状態と考えます。
腎』の衰えを補って、オシッコをスムーズに出すことで『頻尿』のお悩みを改善する漢方薬で改善される方はたくさんいらっしゃいます。
めぐる漢方薬局にご相談ください。