めぐるコラム

漢方薬と健康食品の効能・効果 ~美と健康への近道は~

新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者数がどんどん増えています。
やはりというか、年末年始頃までのような感染者が少ないまま終わるとは思えなかったのですが、その通りになりました。
引き続き手洗い・うがい・換気に気を付けて過ごすしかないようですね。

最近は、スーパーなどで売られている食品に【機能性表示食品】という表示と、効能・効果のついた食品が増えてきているそうです。例えば
⦿バナナ→血圧を下げる
⦿パイナップル→肌の保湿力アップ
⦿鶏むね肉→疲労軽減
⦿カンパチのお刺身→血液をサラサラにする
などです。このような表示を付けたら売り上げがアップしているそうです。
もちろん、勝手に表示を付けれるはずもなく【消費者庁】への届出が必要です。

ただ不思議なのは漢方薬や健康食品のチラシやポップ、ホームページなどに掲載するときの効能・効果の表現はとても厳しくなっているのです。例えば
⦿免疫力アップでコロナに負けない体づくり
⦿シミ・そばかすが1週間で消える
⦿白髪を防いでアンチエイジング
⦿無添加で敏感肌の方にも安全
などです。こちらは厚生労働省の【医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について】を参考にしています。
ちょっと首をかしげたくなるような表現も多いので仕方のないこととは思いますし、食品と医薬品との違いでしょう。
肌が3日で別人』『黄色い歯が一発で』『一週間ですごいスリム!』など急激に変化をうたっているものは表現としてはもちろん、西洋医学・東洋医学からみてもダメな表現だと思いますし、ありえません。 
本当に上記のような状態になるものがあったらそれは身体にとって『毒』であることは確かでしょう。
ビタミン・ミネラルなどの『栄養素』を一気に身体に摂り入れることも身体に良いどころか『毒になります。
食品でも健康食品でも漢方薬でも、一気に良い結果が得られたり、変化することはありませんし、良くないことです。
地道なことですが、毎日適量を続けていくことが美と健康への近道です。
めぐる漢方薬局にご相談ください。