めぐるコラム

夏の疲れと肌の不調 ~秋のシミ~

東京オリンピック2020が終わり、新型コロナウイルスが感染爆発して変異株も日本で拡大し始めたのに、パラリンピックも開催が決定しました。
無観客なのに学童の観戦は行う、パラリンピックは開催するのに緊急事態宣言で行動制限されている、など矛盾が多くてストレスがたまる一方です。
大変な猛暑から突然、雨続きの日々で、自分の住んでいる地域は雨続きでジメジメする以外は被害など何もありませんが、浸水被害など起きてしまった地域がとても多くて心が痛みます。

皮膚は内臓の鏡』という有名な言葉があります。皮膚のツヤや色は、流れている血液によって左右されます。生理の前後にニキビや肌荒れが起こりやすいことからわかるかと思います。
また皮膚の潤い不足は『水の不足』のように言われますが、実際には『血の不足』から起きている方も多いようです。
シミやくすみは目立つ日と目立たない日があるように感じませんか?それは多くの場合『疲れ』と関係しているからです。疲れがたまっている時ほど、シミは目立ってきます。漢方薬で『疲れ』を治すと、シミやくすみが目立たなくなっていき、治っていることもよくあることです。

肝臓は漢方では『疲れのもと』とされます。肝臓が弱い人ほど疲れが取れにくくなります。また『肝は蔵血する』とも言われ、食べ物から新しい血液を作ったり、古くなった血液を壊して排泄したりするのも肝臓の働きとされています。シミを漢字で書くと『肝斑』と書くのも肝臓と関係しているからです。
ですから、シミやくすみを治していくためには皮膚に直接働きかけるだけでなく、肝臓を強くして、きれいで新鮮な血液を増やし、皮膚に十分な血液を流してあげることが最も大切です

夏の疲れは秋に出ます。季節が変わり、突然シミやくすみが顔に現れた時は、まずはご自身の体調から気にかけてみてください。『夏の疲れ』『シミやくすみ』にお悩みの時はめぐる漢方薬局にご相談ください。