めぐるコラム

花粉症の季節がやってきました

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が、10都府県は期間延長が決定しました。
少しずつ新規感染者は減っているようですが、緊急事態宣言を全て解除にはまだまだ道半ば、といった感じです。病院や飲食店、宿泊施設などの苦境が連日報道されていますし実際大変だと思いますが、あまり報道などされないために苦境が見落とされている商売や職業もたくさんあるようです。
車で街を走れば『閉店のおしらせ』の紙が張られたお店・廃業をお知らせする企業を数多く見かけるようになり、気持ちが暗くなります。
ストレスだらけの世の中だからなのか、今度は『不織布マスク警察』というものまで登場してきました。
スーパーコンピューター『富岳』によるシュミレーションで、布・ウレタンマスクは不織布マスクに比べて飛まつ防止効果が少ない、という情報の拡散によるものとされています。
以前は公共の場所でマスクを着けないひとを糾弾する『マスク警察』が問題視されていましたが、その頃はマスク自体が手に入りづらい時だったので、手作り布マスクでもウレタンマスクでもキチンと着けていたら全く問題視などされませんでした。マスクが無ければハンカチで口元をおさえる『エチケット』でも良いとされていたのに、全世帯で『マスク』が豊富になってきたら今度は『布・ウレタンマスクはダメ!不織布マスクを着けないと!』という流れになっています。
これもコロナ禍のストレスが長引いて、攻撃対象が探された結果ではないかと感じています。
ストレスが発散できるところが無くて、マグマのように沸々とストレスが溜まりに溜まっているためにこのように『他人の些細なこと』が許せない!となるのでしょうね。

今年も花粉症の季節が訪れてきたようです。『招かざる客』ですが、やってきます(笑)。
毎年のように『今年は花粉の飛散量が例年の〇〇倍!』などと人を不安に陥れるような報道がされてうんざりですが…。
花粉症で困ることは『呼吸が苦しい』『鼻水が出過ぎて困る・恥ずかしい』『肌が乾燥・荒れる』『瞼や鼻の粘膜・のどが腫れる・痒い』などが挙げられます。ですから、人前ではマスクを必ず着用しないといけない生活様式のコロナ禍では花粉症に関しては助かることも多いのです。
とはいえ、根本的な改善が1番です。なぜなら中医学ではアレルギー症状を引き起こす大もとの臓器は主に『肺』であると考えるからです。肺の働きが低下すると皮膚粘膜の抵抗力が衰えて、熱や湿の邪気(病気の原因)に侵されやすくなり、皮膚が赤く熱を帯びたり、ジクジクとした湿疹ができたりします。
また鼻は肺の状態を表す窓口であるため肺に炎症がおきると鼻づまり、湿邪が侵入すると鼻水やくしゃみなどの症状が現れるのです。

めぐる漢方薬局での花粉症対策は『体質改善』『免疫力を高める』『漢方薬を気温や体質に合わせて飲む』などの方法をご提案しています。
『体質改善』『免疫力を高める』ことは新型コロナウイルス対策にも通じています。毎年花粉症でお悩みの方は、1度漢方もお試しになられてはいかがでしょうか。