めぐるコラム

年末年始のお食事 ~気を付けたいこと~

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。年末年始は『いつもの人と』『静かに』過ごして下さい、というような趣旨の内容が連日報道されています。
ここにきて『静かに』過ごしてください、と言われても、4月の緊急事態宣言の頃のように『とにかく家に籠る』過ごし方をする人がどれくらいいるのか疑問です。
とはいえ、一昔前の年末年始は『年末は一生懸命掃除したりおせち料理を作って年始に備えて、年始はお店がどこも休みだから、おせち料理やレトルトカレーなんかを食べて自宅や親戚の家でゆっくり過ごす』という過ごし方をする人が多かったと思うので、今年は一昔前の過ごし方に戻るような感覚でしょうか。

今年は店内飲食をしづらくなった影響で、お持ち帰りや出前、コンビニ食など『いわゆる中食』を利用する機会が増えたと思います。年末年始もおせち料理をはじめ『買ったお食事』を多く摂る機会も多いかもしれません。そういう状態もたまになら全く問題ないと思いますが、続いてしまうと健康面やダイエットをしている方にも少し不安を感じます。
◎『買ったお食事』が続く時の工夫◎
味付けを薄める→冷めても美味しいと感じるように濃く味付けされています。
⦿ソースやドレッシングを使う時は半分だけにする。
⦿家にある野菜を加えるなど、薄味かつ栄養面にも工夫をするようにする。

『油』に気を付ける→油を多く使っているものが多い上に、たくさん買ってしまうのは『揚げ物』。
⦿揚げ物を選んだから野菜も摂らなきゃ、とサラダを選びがち。中食のサラダはたっぷりドレッシングや油が使われています。野菜ならおひたしや酢の物を選ぶと良いです。カップのもずく酢などは、海藻と酢を手軽に摂ることができるのでおススメです。

たんぱく質と野菜を選ぶ→油脂類の多い食事は高カロリーで、消化も時間がかかるため身体(胃腸など)の疲れが取れにくい。
⦿できれば揚げ物や炒め物ではない魚(鮭や白身魚・たらこなど)や肉(ささみや鶏むね肉・鶏そぼろなど)
卵(ゆで卵など)を選び、一緒に野菜を選ぶようにする。

『毎日同じ』ものは選ばないようにする→中食は添加物が気になるものもあります。
⦿添加物の少ないものを選ぶ→食品添加物の安全性は『量』が問題となります。毎日同じようなコンビニ食や惣菜・インスタント食品などを大量に食べ続けなければ、それほど心配する必要はありませんが、できれば添加物の使用が少ない食品を選ぶようにしたいですね。

年末年始は生活習慣もいつもとは違い乱れがちになります。せめて食事では、少し気を付けて体調を崩したり太ったりしないように気をつけましょう。