めぐるコラム

この時期の頭痛 ~天気と湿度~

新型コロナウイルスが認知され始めてから今まで、一部のお客様からのお問い合わせで『この漢方薬は武漢で製造、と書いてありますが、コロナウイルス対策などは大丈夫ですか?』という内容が何件かありました。結論から申し上げますと『大丈夫です。ご安心ください(販売メーカーさんより)。』です。
中国の武漢に工場があり、製造されている漢方薬はいくつかありますが、工場を稼働している時はクリーンな環境で製造していますし、何より生薬を煮沸させて煮詰めてからシロップ状やエキス末にしています。
『煮沸消毒』という言葉があるくらい『煮沸』は菌やウイルス対策には有効とされます。ですからコロナウイルスが薬の中に活きたまま混入されて、飲んだらコロナウイルスにかかるのでは?という疑問には『NO』と言えます。流通過程で箱に付いているのでは?という不安はあらゆる全ての商品についてまわる不安ですので、武漢製であるかどうかはあまり関係はなくなってくると思います(色々と報道されていますが、ウイルスが物に付着してから菌が活きている期間も物によるそうですね)。
今までは考えなくても良かった心配や不安がありすぎてストレスが多く、頭の痛くなることが多いですね。

どんよりとした天気や湿度も高い状態が続くことで頭痛や体調不良を感じやすくなる人が増えています
湿邪による体の冷え・頭痛などに加えて気圧の変化が大きいと自律神経も乱れがちになります。
中医学では、気や血の流れが悪くなることが頭痛の主な原因と考え、大きく2つのタイプに分けています。
ひとつは風邪や湿気など邪気の影響で起こる『急性の頭痛』。 もうひとつは『慢性の頭痛』で片頭痛などはこのタイプにあたります。また脳にとって大切な気や血が不足することで、頭痛が起きることもあるので、頭痛は体全体の問題として考えることが大切です。痛みを抑えるだけでなく、頭痛がおきにくい体質に改善していくと良いでしょう。
暑さと湿気で頭がクラクラしてきたり、息苦しく感じることもありますが、そんな時も漢方薬でお役に立てることがあります。めぐる漢方薬局にご相談ください。