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『乳児用』液体ミルク発売 ~常温を考える~

江崎グリコさんと明治さんの製造する液体ミルクが「乳児用」「母乳の代替食品として使用できる」と表示して販売する許可を消費庁から受け、販売を開始するそうです。消費者庁の許可は健康増進法に基づくもので、液体ミルクに「乳児用」などの表示が認められるのは初めてだそうです。

乳児用液体ミルクの利点
◎清潔な水の確保が難しい災害時の備蓄として活用できる。
◎外出先や夜間でも手軽に利用できるため、育児の負担軽減につながる。
◎調乳作業が不要。常温のまま、保存容器から哺乳瓶に移し替えるだけで飲める。

などだそうです。お湯を沸かさずに、哺乳瓶に移し替えるだけで飲ませることができるため、育児の負担軽減につながるとして内閣府の男女共同参画会議も流通を求めていたそうです。母乳で育てる考え方や粉ミルクが普及していることもあり、被災地では敬遠されたケースもあるそうです。
安全性の確保と理解が課題だそうですが、私が注目したのは別にあります。
液体ミルクの利点として『常温のまま哺乳瓶に移し替えるだけで飲める』とあることです。
常温保存ができることはとてもいいことだと思いますが『常温のまま赤ちゃんに与えるられる』ことが心配です。もちろん災害時や非常時に、お腹を空かせた赤ちゃんに誰でもすぐにミルクを飲ませてあげられることは素晴らしいし、画期的です。
ですが、簡単だからと『常温のまま与えられることが常時行われる赤ちゃんにはあまり良くないと思います。
常温で飲み物を飲む、というと体に良いことをしているイメージをお持ちの方が多いのですが『常温』は実はけっこう冷たいのです。室温と同じくらいと考えたら、人肌と同じ温度になるのは酷暑日くらいでしょう。今くらいなら常温はかなり冷たいとお分かりいただけるでしょう。
中医学的な考え方では『冷えは万病のもと』です。大人でも冷たい食べ物や飲み物をたくさん摂取し続けると身体が冷えて、消化不良や不眠、肌荒れ、関節痛、月経異常や不妊症、ひいては脳卒中やがんの一因にもなるとされます。
まだ身体の小さい未完成な乳幼児は、大人より敏感です。
とても便利な液体ミルクですが、常時常温で与えられることがないと良いかと思います

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